孵化計画

白魔術師の関わるクイズ情報、およびクイズサークル瑠璃に関する情報をお届けします。

開催に際して

白魔術師です。

超新青オープン開催に際し、大会コンセプトや展望などについてお伝えしておきます。

 

 

大会コンセプト

「未勝利戦」というコンセプトは、SNS上での知り合いの書き込みから構想しました。

 かなりクイズが強い方ですが、興味はあるけど青問大会は強豪の押しについていけないだろうし、それなら参加が躊躇われるという内容だったと思います。こうした懸念はジャンル限定大会に限らず、誰しも感じたことがあると思います。私も初めて参加した大会でペーパー落ちしたときは、いったい何しにきたのだろうと後悔しかありませんでした。勝ち残り方式の大会は参加者全体の満足度の向上という観点からは極めて不経済です。そうした不経済性を乗り越えて達成感を得られるのは一握りの層であるというのは、勝負事の常ではありますが、できれば参加者の方々には満足して帰ってもらいたいものです。

 

 私も少なくない数の青問大会に参加していますが、確かに上位に進出するのは「いつもの」顔ぶれに収束することが多く、そもそも規模や開催地を問わず、どの大会も大体同じような顔ぶれになりがちです。これは、青問コミュニティの規模の問題でもありますが、それ以上に、先述したような懸念がこうした「閉塞感」に繋がっている可能性を無視することができません。実際、大会の告知ツイートをきっかけに、Twitterアカウントへのリアクションが、知り合いもそうでない方からもかなり急増しました。「興味はあるけど…」という方がすべてではないと思いますが、有力な動機だと推測しています。コミュニティの流動性を高めることはジャンルの活性化にもつながるので、こうした「興味のある層」の掘り起こしを行っていく必要があるとかんがえました。

 

 本大会超新青オープンは、そうした課題に対する試験的な企みです。レギュレーションの設定で大会の様相がどのように転ぶのか。今後の青問大会の動向の指針となりうるのか。何から何までわからないことだらけですが、ひとまずやっていきたいと思います。

 

問題コンセプト

参加者全員が初優勝のチャンスがあるということで、「誰にでもチャンスを」というコンセプトを掲げます。出題ジャンルこそ従来の青問大会と変わらないものとなりますが、本大会では「早押しのテクニックや事前の対策を活かせる短文問題」と「知識の幅や深さを求められる長文・難問」がともに出題されます。いずれも「コース選択」という形で得意な傾向に挑めるようなラウンド構成を予定しており、「あっちのコースに行っていたら…」という選択の妙を極力低減し、各プレイヤーの持ち味を最大限に発揮できるような問題群を用意させていただきます。